ハムスター(げっ歯目キヌゲネズミ亜科)

ハムスターの寿命

2年前後
あくまで平均ですので3年くらい生きる子もいます。

ハムスターの品種

  • ◇ゴールデンハムスター(写真①):温和な性格で人に慣れやすい。体重130~210g(130~160gの子が多い)
  • ◇ジャンガリアンハムスター(写真②):比較的飼いやすい。体重♂35~45g ♀30~40g
  • ◇キャンベルハムスター:気が強く人に慣れにくい。体重♂35~45g ♀30~40g
  • ◇ロボロフスキーハムスター:臆病で神経質のため慣れにくい。体重15~30g

※小さいハムスターの総称をドワーフハムスターと呼びます。
(ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスター)

ハムスターの習性

夕方から朝方にかけて活発に活動する夜行性の動物です。口の中に頬袋という袋を持っており、食べ物をたくわえて巣に運んだりします。

ハムスターの生理学的特徴

ハムスターの前歯は伸び続けます。ゴールデンハムスターでは脇腹あたりに1対(写真③)、ドワーフハムスターでは左右の口角(写真④)とお腹の真ん中あたり(写真⑤)に臭腺というものがあります。臭腺とは自分の縄張りに匂いを付けるための液体が出るところです。オスの方が臭腺が発達しています。食糞行動が見られ、この糞にはビタミンB群,タンパク質が含まれています。

ハムスターの飼育

トイレは専用の容器を置いてあげると覚えることが多いです。20~26℃が理想環境温度で、低温環境では冬眠しやすいのでヒーターやタオルをかけるなどの工夫が必要です。ハムスターを冬眠させてしまうとそのまま亡くなってしまうことが多いので冬眠させないことが大事です。食性は草食に近い雑食性で、基本的にハムスター用のペレットを中心に種子類や野菜などを食べます。夜行性のため夕方に少し多めにごはんをあげましょう。

☆食べてもいいもの⇒ひまわりの種、ピーナッツ、クルミ、ゆで卵の白身、煮干、ミルワーム、キャベツ、ニンジン、チンゲン菜、小松菜、さつまいも、ブロッコリー、りんご、イチゴ、ぶどう など

※注意:種子類(特にひまわりの種)のあげすぎは太る原因になるためおやつ程度に与えてください。

ゴールデンハムスター⇒複数で飼育すると、けんかや食殺が起きてしまうことが多いため単独飼育が原則的です。ゴールデンハムスターは特に寒さに弱く、20℃を切ると冬眠してしまうことが多いので温度管理には気をつけてあげましょう。

ドワーフハムスター⇒多頭飼育も可能ですが、相性が悪いとけんかが起きるので注意してください。

主な疾患

頬袋脱

⇒頬袋が何らかの原因で口の外へ出てしまい、ぶら下がって見える(写真⑥)
◇原因:口の中の怪我、炎症、腫瘍 など

※ハムスター自身が口の外に出た頬袋を咬んだり、引っ張ることで傷をつけてしまい悪化する恐れがあるため早期発見が大切です。早期であれば口の中に頬袋を戻せることが多いですが、戻らない場合は切除になることもあります。また、頬袋脱は繰り返すことが多いため注意が必要です。

ウェットテール

⇒ひどい下痢により肛門周囲や尾が汚れている疾患を総称してウェットテールと呼びます。若いハムスターに多く、水溶性の下痢、尾の周囲の汚れ、食欲低下、背湾姿勢(背中を丸めてお腹を抱えるような姿勢)などが見られます。この病気は死亡率が高く、2~3日で衰弱して亡くなってしまいます。(写真⑦,⑧)
◇原因:飼育環境が悪い、不適切な食事、ストレス、ジアルジアなどの細菌感染など
◇予防:環境を清潔に保つ

心筋症

⇒急にぐったりする、呼吸が荒くなる、食欲不振、舌の色が悪くなる(紫っぽくなる)などの急な体調の変化が見られます。ハムスターは先天的に多いと言われており、回復は期待できず亡くなることが多いです。
◇治療:少しでも体の負担を減らしてあげるために利尿剤や心臓のお薬などを投与したり、酸素室での治療を行います

腫瘍

⇒ハムスターには多いとされており、様々なタイプがある。
◇原因:遺伝、食事(高カロリー、高タンパク)、微生物、飼育環境 など
◇治療:腫瘍によって異なりますのでまずは病院へご相談ください。